コンパクトフラッシュのデータは物理的に壊さない限り壊れない
事務所にかかってきた1本の電話で、カメラマンの表情が硬直する。
「何?メモリにデーターが入っていない!?」
大きな声でメンバー一同が振り返る。
現場でカメラの背面液晶で写真を確認し、そのままコンパクトフラッシュを抜いて雑誌編集者に納品したデータがすべて無いというのです。
そのことを必死に説明するカメラマン。
その横で落ち着いた声で語り始める代表。
「コンパクトフラッシュのデータはハードを物理的に壊さない限りは壊れない。
もし、コンパクトフラッシュが無事で中にデータが無いなら、
ヒューマンエラーで消したしか考えられない。」
その話のおかげで、有利な立場で交渉ができ、事件は一件落着しました。
プロカメラマンが使うような高級カメラのメモリーがコンパクトフラッシュであるのには、
そのようなわけがあったのです。